当院について
ご挨拶
院長の齊藤眞樹です。
獣医療は、日々進歩しています。私が獣医師として資格を取得した時から考えると、ほとんどの診療科目で大きくも小さくも変化があると感じています。
当院は、2002年5月にここ下目黒の地に開院させていただいて以来、獣医療の立場からペットとの暮らしのお手伝いをさせていただいてまいりました。
たくさんのペットやそのご家族と出会い、多くの会話をし、成長を共に喜び、時に病気と向き合うなかで、ご家族の強い気持ちにたびたび触れてきました。
動物を家族として迎え、暮らしていくことはたくさんの幸せをいただけることだと思います。
動物は人間の言葉を話すことはできませんが、一緒に暮らしているとなぜだか通じたり、わかったりすることがあります。
それらのことを理解できた時の喜びや、病気と向き合った時に寄り添う気持ちなど、毎日の関わりのなかで芽生える思いを幸せに大事にしていきたい-。
ご家族が望む、そのかけがえのない日常を獣医療の立場から守っていきたいと思います。
獣医療の発展の中で大切にしていくべきことは、ペットとそのご家族の絆や想いだと考えています。
診療方針を決めていく中で、この子やご家族にとって最良の方法は今のこの子により負担の少ない医療かもしれない、もしくは最先端の医療かもしれない。
常にご家族とご相談しながら、最良の方法に向き合うべく、邁進していく所存です。
ペットにとってご家族の次に身近な存在として、これからもずっと様々な面からペットとの暮らしをお手伝いさせていただきます。
ペットの事でしたらお気軽になんでもご相談ください。
診療方針(当院が大切にしていること)

私たちが大切にしたいことは、ご家族とペットとの日常です。毎日を大切にともに生きていくこと。
そのために、診療において、また診療以外のサービスにおいても、常に指針として思っていることをお伝えします。
丁寧な説明とご家族の方針を大切にしています
今の状態がどうなのか、今後どうなることが想定されるのか、そのためにどんな治療法があるのか、様々な側面から丁寧にご説明いたします。
また、治療方法を複数の選択肢をもってご提案し、その中でその子の性格やご家族の方針に合った方法を選んでいただけるようご説明いたします。
ご家族への問診を大切にしています
動物は、人間の言葉を話すことが出来ません。ですので、いつも一緒にいらっしゃるご家族の問診を大切にしています。
些細なことと思われることが、病気の手がかりとなることもあります。ご家族のご意見やご自宅での様子など、時間をかけてお話を伺います。
そのお話をもとに、可能な限り診察室内でご家族に見せる獣医療を実践しています。
『いま』を大切にしています
動物は、たとえ今抱える病気が将来的に改善する治療でも、診察台の上でものすごく我慢したり、時には全身で抵抗したりするなど、治療行為よりもその一瞬を大切に生きようとした反応を見せます。
診察台の上ではできるだけ時間をかけずに治療を行い、時間をかけざるを得ない場合は、その先の「いま」を見据えて全力で取り組み、できるだけペットに治療のストレスをかけないようにいたします。
ストレスが最小限となるよう、ペットの気持ちを大切にします
人間の言葉が話せない分、様々な検査が病状を知る有効な手段の一つとなりますが、必要な検査を最小限かつ短時間で行うよう努めています。
また、治療に関しても、一般的な西洋医学的な方法の他に、中医学も取り入れながら、検査、治療によるストレスの軽減に努めます。
お口の中を大切にします
お口の中の衛生環境を整えることは、全身の健康状態を保つことにつながります。
診察の際は、可能な限り口腔内をチェックさせていただき、ご家庭での予防方法はもちろん、歯周病治療などお口の中のトータルケアをご案内致します。
院内の設備のご紹介
血液血球計算器

血液検査用器械です。
採血した血液から血球や血小板などの数を算出します。
血液生化学検査器

採血した血液を検査する器械です。
肝臓や腎臓など内臓の状態や身体の水和状態等を把握します。
自動尿分析装置

採尿した尿の尿pHの測定や尿タンパク、尿糖、血球成分など含有物を測定します。
レントゲン装置

頭部、胸部、腹部や四肢などをレントゲンで撮影します。
デジタルレントゲン画像診断システム

レントゲン画像診断の正確性を高めます。
歯科用レントゲン装置

口腔内専用のレントゲン装置です。
肉眼だけでなく、レントゲン画像からも歯の根元や骨の状態を把握した上で、歯科治療を行います。
歯科用レントゲンは、動物の場合、全身麻酔下での撮影となります。
撮影された画像を用いて、現在の口腔内の状態をご説明いたします。
超音波エコー装置

画像診断に用いる器械で、主に内臓の異常の有無を調べます。
動物への負担が少ない検査が可能です。
吸入麻酔・人工呼吸装置

手術中の維持麻酔時に使用する吸入麻酔器及び人工呼吸器です。
手術時の呼吸をコントロールし、より安全性の高い、覚醒のスムースな麻酔を使用しています。
生体モニター装置

手術中に動物の身体の状態を把握するために使用します。
心電図や身体の酸素濃度など様々な角度から全身の状態をモニター管理してより安全に手術を行います。
保温マット

麻酔中の体温低下を防止します。
電気メス

外科手術中の止血を素早く行い、手術時間の短縮や出血のコントロールを行います。
外科手術用装置①

超音波の振動を利用したメスです。
外科手術時の血管の止血や組織の切開などに用い、より安全な手術を実現しています。外科手術用装置②

整形外科から口腔外科まで、先端を交換することで幅広い手術に対応し、外科的な切削を行います。
レーザー治療器

運動器の疾患などでみられる炎症を抑え、痛みを緩和するために使用します。
ガス滅菌器

特殊なガスを使い、手術器具などを滅菌します。
高圧蒸気滅菌器

手術に使用する器械などを高圧滅菌する装置です。
その他
マイクロチップリーダー、光学顕微鏡、尿比重測定器、歯科用スケーラー、吸入用ネブライザー、遠心分離器、オゾン水発生装置など